『自分らしさ』って一体なんでしょうか?
たくさんの人が自分らしさを発揮したいと願い、模索しています。
自分らしさを求める心理の裏には、それが発揮できていない現状、つまり「現状の中でどこかしっくり来ていない自分」
というものを感じているのでしょう。 だからこそ、自分らしさというものを模索したくなるわけです。
おそらく、人間は”自分を最大限に発揮して生きたい”という内発的動機を根源的に持っているのだと思います。
だからこそ、それができていないと、何か面白くない、何か足りないと感じるのです。
中には、自分らしさを発揮できなければ、自分の存在価値すら感じられないという人もいるでしょう。
自分らしさを発揮して生きること。
それこそ、私たちが心の底で望んでいること、といっても過言ではないのかもしれません。
では、その自分らしさとは一体何なのでしょうか?
自分でもよくわからないという人が大半ではないでしょうか。
・自分は何が好きで、どんなことを望んでいて、何が得意なのか?
・どんな人といて、どんなことをしている時に生き生きと輝くのか?
自分のことなのに、結構わからないものです。
わからないから、私たちは自分らしさとは程遠い選択をして度々失敗します。
・のんびり屋の性格なのに、スピードの速いベンチャー企業に就職する
・自分で創意工夫するのが好きなのに、マニュアルだらけの仕事につく
・人と接するのが好きなのに、一人でやる仕事につく
といったことです。
また、それまで自分らしいと思っていたことも、実は他人からの評価を気にしてそう思い込んでいただけで、
本当は全然自分らしくなかった、なんてこともよく起こります。
自分らしさの発見
結局、大事なのは、自分がしっくりこないことに目を逸らさないことなのかもしれません。
しっくりこないということは、自分らしさを発揮できていないということなんだと思います。
それをそのまま放置しない。
自分を大事にして、自分らしさを模索し続けてみましょう。
繰り返してくうちに、だんだん自分という存在の輪郭が見えてくるはずです。
そしてやがて、自分らしさを発揮している時のエネルギーに満ち溢れた自分に出会うでしょう。
そこにあるのは、表面的な喜びではなく、魂レベルでの喜びです。
より深いレベルでの喜びを感じるという意味です。 「嬉しい」「楽しい」というより、
「震える」「疼く」といった表現の方が近いかもしれません。
そんな自分らしさを存分に発揮しているときは、心の底から湧き上がるエネルギーに後押しされ、
ほとんど疲れることもないはずです。
「魂 – 肉体 – 行為」全てが”自分らしさ”を通して一直線に結ばれ、全く無駄のない状態になるのです。
そんな自分に出会えたら最高です。
そしてそれを存分に発揮できたらなんて幸せなことでしょう。
きっと、そんな自分は今でもあなたの中で発見されるのを待っています。
日々、新たな自分との出会いを楽しみ、自分らしさを探求していきましょう。